これはかなり残念なニュース。
東京ディズニーシーのレストラン《ユカタン・ベースキャンプ・グリル》のメニューが、2019年2月8日からリニューアルされ、紙皿で提供されることになります。
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東京ディズニーシー《ユカタン・ベースキャンプ・グリル》
《ユカタン・ベースキャンプ・グリル》は、ディズニーシーの奥地、ロストリバーデルタにあるレストランです。
アトラクション《インディ・ジョーンズ…》の隣にあり、遺跡調査にやってくる考古学者たちのベースキャンプだった場所です。
スモーク料理が話題になり、ユカタン・ベースキャンプ・“グリル”に
そんなベースキャンプで食べられていたスモーク料理の美味しさがうわさとなり、これを目当てにやってくる人が多くなりました。
その結果、“ユカタン・ベースキャンプ”に“グリル”が付け加えられ、レストランになったというバックグラウンドストーリーがあります。
上の写真でも“グリル”が後付けされているのがわかると思いますが、こういった理由からきているのでした。
休止明けの2019年2月8日にメニューがリニューアルし、紙皿での提供に
さて、その《ユカタン・ベースキャンプ・グリル》のメニューが2019年2月8日からリニューアルされます。
1月21日から2月7日まで、《ユカタン・ベースキャンプ・グリル》は休止期間となっていて、ちょうどこの休止明けからのリニューアルとなります。
ドリンクを除き、これまで販売していたレギュラーメニューは全て終了し、新メニューへと入れ替わります。それと同時に、新メニューは全て紙皿、紙トレーで提供されることとなりました。
ユカタン・ベースキャンプ・グリル メニュー|東京ディズニーシー|東京ディズニーリゾート
ユカタン名物のスモーク料理が無くなり、オーブン焼きに
まずメインメニューですが、スモーク料理が無くなり、オーブン焼きになります。
《ユカタン・ベースキャンプ・グリル》のスモーク料理が、パーク内レストランのメニューの中ではかなり美味しくて、ボリュームもあって、しかも安いと、三拍子揃った高コスパメニューでした。
これまでは単品で830円、910円、1,040円という料金設定だったメインメニューですが、値段が200円近くあがりましたね。
そもそもこのレストランのバックグランドストーリーの一部であったスモーク料理を無くしてしまうというのはかなり残念です。
過去にはスモーク料理以外のメニューもありましたが、その中でも“専用オーブンでスモークされた料理”が名物という設定だっただけに、ただのオーブン焼きになってしまったのはストーリー面でも残念な点ですね。
さらにこのメインメニューが紙皿での提供となりました。
サイドメニューやデザートも紙皿での提供に
サイドメニューもプラスチックケースや紙トレーでの提供になっています。
これまではレストラン名が付けられた“ユカタンソーセージ&チョリソー”というメニューがあって、これがなかなか美味しくて、このレストランのサイドメニューと言えばコレ的な面がありました。
それも味気ない紙トレーに、アソーテッドスナックという平凡な名前で、チーズやポテトも変更されることになってしまいました。その上、価格も60円上がっていますね。
デザートは2種類から1種類に減りました。バナナソースのコーヒープリンが、発掘現場らしさを取り入れた見た目になっていて美味しかったのですが、そのメニューが無くなってしまいます。
TDLグランマサラに続く、大規模な紙皿での提供へのリニューアル
2018年9月にTDL《グランマ・サラのキッチン》で紙皿化
このようにメニュー自体もかなり残念な方向にリニューアルしてしまいましたが、なんと言ってもファンの間で話題になっているのが“紙皿での提供”です。
実は、昨年2018年の9月にディズニーランドの《グランマ・サラのキッチン》も、メニューがリニューアルして紙皿での提供になりました。《スプラッシュ・マウンテン》の横にあるレストランです。
グランマ・サラのキッチン メニュー|東京ディズニーランド|東京ディズニーリゾート
他にも大々的なリニューアルこそ無かったものの、お皿で提供していたものが紙皿になったりしているレストランもあります。
今回はこの《グランマ・サラのキッチン》に続く大規模な紙皿化ということで、この紙皿化の波はなかなか衝撃的なものがあります。
海外パークは紙皿が多かったけど、東京は良さを残してほしかった
やはりこの紙皿化は、肯定的に捉える人はほとんどいないのではないでしょうか?
この2~3年、ディズニーランドとディズニーシーでは、アトラクションの待ち時間は減少傾向にありますが、レストランの待ち時間がかなり酷いことになっています。
平日の空いている日でも、昼食時や夕飯時は30分以上の待ち時間になることが珍しくありません。
そのため、テイクアウトできるメニューやレストランが増えています。
しかし、《グランマ・サラのキッチン》や《ユカタン・ベースキャンプ・グリル》のメニューって、そもそもテイクアウトするような品ではないと思うんですよね。特にユカタンなんて、外に出ても食べるようなところ無いですし、普通にレストラン内のテーブルで食べる人がほとんどだと思います。
待ち時間を減らすという飲食環境の改善でもないし、環境への配慮とも逆行する紙皿化ですが、やはりキャスト不足が影響しているのかなと思います。
平日でも土日でも待ち時間が長いときにレストランに入ってみると、レジが全て稼働していないことがほとんどです。
調理するキャストも不足していて、レジのキャストもいないし、フロアで食器の片づけをするキャストも少ないので、トレーを片付けるところがトレーと食器の山になっていることも最近はよく目にします。
私は現在、浦安市に住んでいますが、この1~2年は季節に1回くらいはフードとショップのキャスト募集のチラシがポストに入っているくらいです。
ネット広告や電車の広告でもキャスト募集を目にすることってすごく多くなりましたよね。
紙皿化にするのは、やはりこういったことが影響していて、すぐ方付けられて(なんならゲストが捨ててくれて)手間のかからない方法を選択しているのかなと推測しています。
アメリカ・フロリダにあるウォルト・ディズニー・ワールドでは、テーブルサービスのレストラン以外では基本的に紙皿で提供されていましたが、そんな中でもきちんとしたお皿で出してくれるのは東京のパークの良さでもありました。
やっぱりこういうお皿で出てくるほうが雰囲気があるし、体験価値を高めると思うんですよね。
それだけに紙皿化はただただ残念としか言えません。
紙皿にするのは仕方ないとしても、もう少し違う絵柄にする、レストラン毎に雰囲気に合ったものを用意するとか、そういった対応をしてほしいですね。このデザインの紙皿はたしかに可愛いんですが、明らかにユカタンの雰囲気には合わないです。
今後もこういった効率化がどんどん進められていくことになると思いますが、価格こそ高いもののせっかく味や見た目はそれなりに楽しめるレベルになったパークフードが、また改悪していく方向に向かわないことを祈りたいです。
当サイト運営者
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クロロさん久しぶりにコメントさせていただきます。
このお皿の紙皿は、クロロさんの言う通り、ただただ残念です。
私は5~10周年時にパークのレストランでキャストをしていましたので、その時は食事の時間を楽しんでいただくのもショーの一部として働いていました。
それを思うと、確かに人不足は深刻ですが、何か他の解決策もこれからも考えていって欲しいなぁと思います。
ken2さん、久しぶりにコメントありがとうございました!
人手不足や手間を考えたら、紙皿に変えるのは十分わかることなんですよね~。
なんでここまで拒否反応してしまうのだろうと思ったのですが、あの紙皿のデザインがどうにも雰囲気に合わない気がします。
このレストラン自体、トレーやお皿もだいぶ変遷を経ていますが、紙皿で一気に雰囲気が変わるなぁと思います。
あとはメニューがここまで変わってしまうのも残念ですよね。
今回はいろいろと変わりすぎてしまって、もう少しテーマ性や雰囲気を大事にしてほしいなと思ってしまいました。
グランマは昔紙皿提供だったので2018年の紙皿復活は昔に戻ったようで私は嬉しかったです!
チャイボも昔は紙皿提供でした。
ショー待ちのときなども外に持ち出したり
混雑のときなどお店から離れても好きな場所で食べられるのも 紙皿のいいところでした。
いつもTwitterやブログで勉強させてもらってます!やはり、人手不足なのですね。最近、ランドに遊びに行く機会があったのですが、ゲストが山のように歩いていごちゃごちゃしていて、質問したくても、キャストさん達はそれぞれの仕事にていっぱいの感じで、大変そうでした(質問はしましたが)。昔はパレードルートにもたくさんゲスコンの人がいて、常に場所取りやパレード観賞の際の説明をし続けていたのに、それもほとんどありませんでした。キャストさん達とのふれあい感がなかったというか…。以前よりも余裕がないなと感じました…。これからエリア拡大やオリンピックの開催で海外からもゲストが増えそうなので、今後の運営が心配です。