2023年度にオープン予定となっている東京ディズニーシーの新テーマポート『ファンタジースプリングス』。
当初、2022年度に開業予定となっていましたが、2023年度へと延期されることが2020年1月30日に発表されました。
なお、2023年度は東京ディズニーリゾート40周年の節目になります。
東京ディズニーシー第8のテーマポートとなる『ファンタジースプリングス』には、3つのディズニー映画をテーマにしたエリアが登場します。
- アナと雪の女王
- 塔の上のラプンツェル
- ピーター・パン
この新テーマポートには4つの新アトラクションと、新テーマポートの全景を臨むことができる客室を有する新ディズニーホテルが建設されます。
各エリアにどんなアトラクションができるのか、新テーマポートがどのような内容になるのか、新ディズニーホテルの価格帯や規模など、『ファンタジースプリングス』について解説します。
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東京ディズニーシー 新テーマポートの名称が『ファンタジースプリングス』に決定
2018年6月に発表された、ディズニーシーの新テーマポート。
ディズニーシーのテーマポートはオープン以来7つでしたが、初めての拡張により8つめのテーマポートが誕生します。
『東京ディズニーシー大規模拡張プロジェクト』は、既存施設への追加投資としては過去最高となる約2,500億円をかけたものです。
2020年4月15日にオープンするディズニーランドの新エリア(美女と野獣エリアなど)が約750億円なので、いかに大規模なプロジェクトなのかがわかります。
その新テーマポートの名称が、2019年5月に発表されました。
『ファンタジースプリングス』
『ファンタジースプリングス』のテーマは、“魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界”です。
名称の発表に併せて、イメージ動画も公開されています。
TDS新テーマポート『ファンタジースプリングス』は、2023年度開業予定
ディズニーシー新テーマポートの『ファンタジースプリングス』は、2023年度開業予定です。
当初、2022年度に開業予定となっていましたが、2023年度へと延期されることが2020年1月30日に発表されました。
2023年度は東京ディズニーリゾート40周年にあたる年。リゾートの周年は、これまでディズニーランドを中心としたものでしたが、40周年ではディズニーシーがメインになりそう?
この開業時期の変更については、導入アトラクションが東京オリジナルのものであり、施設の仕様やデザインの決定に時間を要したとオリエンタルランド側が答えています。
Q1) 当初2022年度を予定していたファンタジースプリングスの開業が 2023 年度に変更となった理由は何か。今後さらに遅れる可能性はないのか。
A1) 一部施設の仕様やデザインを決めるうえで時間を要した。本プロジェクトはこれまでにない規模での開発であるだけでなく、導入するアトラクションが東京ディズニーリゾートオリジナルでもあるため、開発は慎重かつ確実に進めていく必要がある。現状ではさらに遅れるということはないと考えており、工事は順調に進んでいる。
Q2) 開業時期の変更によってファンタジースプリングス開業と東京ディズニーリゾート40周年のタイミングが重なってしまうが、運営上の問題はないか。
A2) ファンタジースプリングス開業と東京ディズニーリゾート 40 周年が同年度に重なっても問題がないよう検討を重ねており、決まり次第お知らせする。キャストなどの人員については、テーマパーク、ホテルともに順調に採用できているため、問題はない。
建設場所は、ディズニーシーの一番奥地になる
『ファンタジースプリングス』は、ディズニーシーの一番奥地に建設されます。
下の画像では、上側がエントランス、下のほうの緑の多い部分がロストリバーデルタ(インディなどがあるエリア)になります。
正確な場所としては、ロストリバーデルタの《レイジングスピリッツ》とアラビアンコーストの《ジャスミンのフライングカーペット》の間から、『ファンタジースプリングス』に通じる道ができます。
イメージ動画もそのような作りになっていましたね。
現地の様子はこんなふうになっています。これはホテル群があるベイサイド・ステーションを過ぎたあたりから撮影されたものですね。
下の写真では右奥にベイサイドステーションがありますが、このあたりまで工事が行われていて、かなり広範囲であることがわかると思います。
2021年度には『トイ・ストーリー』がテーマの新ディズニーホテルもオープン
ちなみにベイサイド・ステーションの正面、パークから反対側には2021年度に『トイ・ストーリー』がテーマのディズニーホテルがオープンします。ホテルオークラとヒルトンの間ですね。
また、ディズニーランドでは2020年4月15日に『美女と野獣』エリアを含む新エリアがオープンします。
このように、2020~2023年の4年間は、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーが大きく変わる時期と言えます。
どちらも発表当初はまだまだ先という印象でしたが、史上最大規模の新エリア&新テーマポートがまさに体験できる時期に生きている我々は幸せかもしれません…!
ファンタジースプリングには、アナ雪など3つのエリア
ディズニーシーの新テーマポート『ファンタジースプリングス』には、4つのアトラクション、3つの飲食施設、1つの商品施設、そしてディズニーホテルも1つ含まれています。
『ファンタジースプリングス』は、“魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界”をテーマとしており、ディズニー映画『アナと雪の女王』、『塔の上のラプンツェル』、『ピーター・パン』の世界をテーマにした3つのエリアで構成されています。
アレンデール城内のレストランと新アトラクションのアナ雪エリア
『アナと雪の女王』のエリアでは、映画1作目でアナとエルサが住んでいたアレンデール王国を訪れることができます。
コンセプトアートで一番目を引くのは、やっぱりアレンデール城ですね!このお城の中にはレストランが導入されます。
フロリダにあるウォルト・ディズニー・ワールドのマジック・キングダムには、野獣の城のレストラン《ビー・アワ・ゲスト・レストラン / Be Our Guest Restaurant》があります。
アレンデール城内のレストランは、商標登録されたこちらの名称になりそうですね。日本語表記だと《アレンデールのロイヤルバンケットホール》でしょうか?
[商願2019-52874]
商標:[画像] (標準文字) /
出願人:ディズニー エンタープライゼズ インク /
出願日:2019年4月16日 /
区分:43(宿泊施設の提供,宿泊施設の提供の契約の媒介又は取次ぎ,飲食物の提供,会議室の貸与,展示施設の貸与) pic.twitter.com/TlPDlDHAyu— 商標速報bot (@trademark_bot) 2019年5月12日
『アナと雪の女王』エリアには、アトラクションも1つあります。ボートに乗って、アナとエルサの物語を辿るもので、映画の名曲とともにちょっとしたスリルも体験できるアトラクションです。
アトラクション名は商標登録された《アナとエルサのフローズンジャーニー》になりそう?
[商願2019-52872]
商標:[画像] (標準文字) /
出願人:ディズニー エンタープライゼズ インク /
出願日:2019年4月16日 /
区分:25(被服ほか),41(娯楽の提供ほか) pic.twitter.com/4KmXGptIRs— 商標速報bot (@trademark_bot) 2019年5月12日
アナ雪のアトラクションは、ウォルト・ディズニー・ワールドのエプコットで体験してきました。
《フローズン・エバー・アフター / Frozen Ever After》という名称で、ボートに乗るタイプのアトラクション。こんな新鮮な体験ができるとは思わなかったというくらい、面白いアトラクションでした。
ディズニーシーのアトラクションはそれとは名称が違うので、オリジナルのアトラクションになるのかもしれませんね。
塔がそびえ、ランタンフェスティバルを訪れるアトラクションもあるラプンツェルエリア
『塔の上のラプンツェル』をテーマにしたエリアには、ラプンツェルの塔がそびえ立っています。
ここでは映画にも出てくる荒くれ者たちの酒場をテーマにしたレストランもあります。ディズニーシーらしく、お酒も提供されそうですね。
ラプンツェルのエリアにもアトラクションが1つあります。
ゴンドラに乗って、ラプンツェルとともにランタンフェスティバルへと向かい、最後はランタンの灯りに包まれるアトラクション。
上のアートでも中央の奥に小さくゴンドラに乗ったゲストが描かれていますね。
大型含む2つのアトラクションがあるピーターパンエリア
『ピーター・パン』のエリアは、ネバーランドが再現されていて、大型アトラクションを含む2つのアトラクションとレストランがあります。
ドクロ岩と海賊船がある風景は、ディズニーランド・パリのものに似ていますね!
ここには2つのアトラクションがあり、1つは大型アトラクションと表記されています。おそらくファストパスに対応した大規模なアトラクションになると思います。
大型アトラクションでは、海賊にさらわれたウェンディの弟ジョンを救うために海賊たちと戦うストーリーで、ボートに乗るタイプのアトラクションです。
川を下った後、ティンカーベルのピクシーダストでネバーランドの上空へと飛び立ち、3D映像の演出もある最先端のアトラクションになりそうですね。
こちらは商標登録されている《ピーター・パンのネバーランド・アドベンチャー》になりそう?
[商願2018-158901]
商標:[画像] /
出願人:ディズニー エンタープライゼズ インク /
出願日:2018年12月21日 /
区分:41(娯楽の提供,娯楽情報の提供,技芸・スポーツ又は知識の教授,電子出版物の提供,図書及び記録の供覧,インターネットを利用した新聞の… pic.twitter.com/pZC1OHCBn6— 商標速報bot (@trademark_bot) 2019年1月20日
もうひとつのアトラクションは、ピクシー・ホロウを訪れるもの。こちらは『ピーター・パン』ではなく『ティンカーベル』シリーズの映画を題材にしたものになりそうですね。
『ファンタジースプリングス』を臨むディズニーホテルも
『ファンタジースプリングス』には新しいディズニーホテルも建設されます。
『ファンタジースプリングス』の核となる魔法の泉を囲むように作られ、この新テーマポートの全景を客室の窓から臨むことができます。
イメージとしては、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタのような、パーク内にあるホテルがもうひとつできるというかんじですね。
新テーマポートができると、ディズニーシーは端から端までかなりの距離になるので、ホテル宿泊者専用ゲートができると嬉しいですね。
このディズニーホテルの客室数は475室で、ミラコスタが502室なので、それとほぼ同規模と考えるとイメージしやすいと思います。
東京ディズニーリゾートで最上級の宿泊体験を提供するラグジュアリータイプの客室もあるようです。パークに面したホテルの1階部分には、商品店舗が導入されます。
ファンタジースプリングスの入口や泉のコンセプトアートも公開
現在、公開されているコンセプトアート。まずは『ファンタジースプリングス』の入口。
『ファンタジースプリングス』には魔法の水が流れる滝や池がありますが、アートでは岩肌にキャラクターも描かれていますね。
フロリダのウォルト・ディズニー・ワールドにあるアニマル・キングダムでは、パークの中央にあるツリー・オブ・ライフに動物が描かれていました。
イメージ的にはこんなかんじになりそうですね。ちなみに、ここでは夜にプロジェクションマッピングでこの動物たちが動き出す演出がありました。
次の画像は入口左側の部分です。ピーター・パンとティンカーベルがいるのがよくわかると思います。
ティンカーベルは夜になると光り輝くようになっているんですね。今回はそれぞれ昼と夜のものが公開されていて、昼夜で大きく印象が変わりそうということもわかります。
最後は『ファンタジースプリングス』内の泉。中央にシンデレラ、左上にオーロラ姫?とフィリップ王子?ちょっとわかりませんが誰かしら描かれています。
こうして見ても、かなりファンタジー感溢れるテーマポートになっています。ディズニーシーにシンデレラっていうのは全然イメージないので、不思議な感覚(笑)
TDS新テーマポート『ファンタジースプリングス』のオープンは、2023年度!
以上が、ディズニーシーの新テーマポート『ファンタジースプリングス』の新しい情報です。
もう一度、全景のコンセプトアートを見てみると、アラビアンコーストとロストリバーデルタの間から通じる道が、中央奥になりますね。
中央奥の左側が『塔の上のラプンツェル』のエリア、新テーマポートの左側が『アナと雪の女王』エリア、右側が『ピーター・パン』エリアになっています。
右端の建物がディズニーホテルで、一番手前が魔法の泉になりそうですね。
次の新情報が楽しみです!
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