2018年9月16日(日・3連休中日)
東京ディズニーランド・東京ディズニーシーで入園制限
2018年9月11日~10月31日まで両パークで開催されている『ディズニー・ハロウィーン』の期間、3連休は3回もありますが、最初の3連休の中日となった本日、9月16日は東京ディズニーランドと東京ディズニーシーで入園制限が実施されました。
本日の入園制限の状況、待ち時間などの実際の混み具合、そして混雑要因を分析していきます。
パーク側にとっては予想外の混雑?慌てた様子での入園制限に
ディズニーランドとディズニーシーでは、パーク内が混雑している場合に、入園制限を実施します。
入園制限中は当日券の販売が見合わせとなるため、パークチケットを持たずにパークに来た人は、パークチケットを買えない=入園できないことになります。
その入園制限が、本日はまず東京ディズニーランドで10時50分から入園制限がかかりました。
当初の入園制限解除予定は18時と案内されていました。
続いて、東京ディズニーシーで12時55分から入園制限がかかっています。こちらも入園制限解除予定は18時と案内されていて、そのまま18時に解除となりました。
一方、ディズニーランドのほうは、解除予定が18時だったところ、20時予定に延長され、最終的に18時30分に入園制限が解除されました。
このような流れで本日は入園制限が実施されましたが、普段は入園制限レベルの混雑が予想されるような日は、公式サイトでそのような表記で案内がなされています。
しかし、今日はそういうことがなく、バタバタと入園制限がかかった印象があります。パーク側にとっても、ここまでの混雑は予想していなかったのかもしれません。
たしかに、今日はディズニーストアやディズニーeチケットなどで前売券の完売もなかったので、私も入園制限レベルになるか微妙なところだなと思っていました。
通常入園制限は午前中からがほとんどですが、今日のディズニーシーは12:55からというのも珍しいパターンです。
W入園制限になった混雑要因
それでは、ここから入園制限になるほど混雑した要因を探っていきます。ポイントは次の3つ!
- TDLのキャパ低下
- 9月の3連休
- 前日の雨
大規模開発などによる、東京ディズニーランドの収容能力低下
今日は両パークで入園制限がかかる、いわゆるW制限というやつでした。W制限は今年に入って2回目で、2月以来、7か月ぶりになります。
下の表は2018年で入園制限を実施した日と、そのデータです。
今や閑散期とは全く言えない激混みの2月、1年でもっとも混雑する春休みが並んでいますが、4月15日から『東京ディズニーリゾート35周年“Happiest Celebration!”』がスタートしています。
このイベントはディズニーランドが中心となっていることから、やはりディズニーランドは直近の2年に比べて混雑している印象です。
時にゴールデンウィークは2013年(TDR30周年)以来の入園制限で、割と空いている4月中のゴールデンウィークに入園制限がかかるのはこの10年でなかったことです。
TDR35周年イベントの影響もありますが、もうひとつ大きいのがディズニーランドのキャパシティ、収容能力が低下していることですね。
ディズニーランドでは2020年春に『美女と野獣』エリアなどがオープンする予定になっていて、現在のトゥモローランド周辺では大規模な工事が行われています。
これに伴い複数の施設がクローズしているので、以前に比べて収容能力が低下しています。
※工事写真は7月のものなので、現在はもっと進んでいます。
さらに、2020年春のエントランスのリニューアルに向けた工事も進められていて、エントランスは従来の半分しかありません。
入園するのに遠回りさせられたり、列がものすごいことになっていたり、これも大きな影響がありますね。
そして、2019年度の立体駐車場オープン、2022年度のディズニーシー大幅拡張といった工事が駐車場で進められていて、ディズニーランドは駐車場も大変狭くなっています。
こうした影響で、以前ほど人が入らなくても入園制限をするようになっています。
アトラクションの待ち時間を見るとかなりわかりやすいですね。
この1~2年、案内方法・オペレーションの見直しやファストパスの発券数を絞っていて、以前ほどアトラクションの待ち時間は伸びなくなっていること、ハロウィンイベント最初の週末でショー目当ての人が多いこと、といった要因もありますが、それでも入園制限の割には空いているなと思いませんか?
ディズニーランドは入園制限なら180分前後とか、ショー目当ての人が多かったとしても150分くらいだったのが、今日はほとんどのアトラクションが120分以下におさまっています。
ディズニーシーのほうは、まあ入園制限も納得かなという混み具合になっています。
このように、以前に比べると空いているように見えるのに入園制限というのは、やはりディズニーランドの収容能力の低下が大きな要因になっているように思います。
もともと混雑する9月の3連休
そうは言っても入園制限がかかるような混雑にはなかなかなりません(笑)
しかし、この9月は毎年のように連休に入園制限がかかっています。下の表は過去10年間の入園制限です。
9月はいわゆるシルバーウィークで、曜日の並びが良ければ大型連休の可能性もある月です。年によって5連休だったりしますし、今年のように3連休が続くパターンもあります。
ハロウィン人気+連休もあることから、9月は入園制限がかかるほどの混雑になる日が出やすいということですね。
前後の天気には注意!今回は前日の雨が影響しています
そして、地味に効いてくるのが前日の雨!
9月15日は朝から悪天候で、午後になってようやく上がったため、パークも連休初日の割に空いていました。
こういう場合、晴れた日に人が流れることが多く、集中して混雑します。今日は3連休の中日でもともと混雑する要因があった日ですが、それに天候という要素も加わっていますね。
混雑日に行くときの対策は?
ということで、今日は久しぶりのW制限となったわけですが、こういう混雑日に行く場合はどうしたらいいか?
正直、いくらパークの知識を持っていても、あまりに混雑しているような日では対策にも限界があります。
ラクに回れるとか、効率的にいろいろ行けるとか、激混み日はそう上手くはいきません。やはり事前の準備というのがかなり大事になってきます。
私のようにパークの混み具合をよく知っている人でも、一番困るのが食事です!
アトラクションは朝イチで入園してファストパスを取ればそこそこ乗れます。ショーも1時間とかしっかりと待つ時間を確保すれば、満足できる場所で見れるでしょう。でも、レストランだけはヤバイです!
特に近年はキャスト不足の影響もあって、レストランの混雑がエグいことになっています。
今日でいうとこんなかんじ。ワゴン系も40分以上並びますし、混雑が落ち着く時間なんてほぼ無いです。
これがパークでの“食料難民”というやつです。こればかりはどうやっても回避できないんですよね。
とにかくプライオリティ・シーティング(レストラン予約)を確保するしかありません。1ヵ月前の予約争奪戦に勝ち抜かなければなりません。
ただし、プライオリティ・シーティング対応レストランはテーブルサービスのレストランがほとんどで、どうしても食事に2時間程度とられがちです。混雑日にいろいろ回りたいときはけっこう痛い。
そうなると、もう午前の早い時間、10時台とか、午後のおやつの時間、15時16時台を狙って手軽なレストランに行くしかないですね。
こういう混雑日に行くときはとにかくレストラン対策が一番大事だと思います。
事前準備をしっかりしていくのであれば、私が執筆しているガイド本がかなり役立つと思うので、参考にしてください。
ということで、簡単に入園制限に書こうと思ったら、やたらと長くなりました(笑)
ハロウィンイベント期間は、まだあと2回3連休があります。10月のほうは年間パスポートの使用不可日になっているので、もしかしたら来週の23日のほうが混んだりするのかな?とも考えています。
年間パスポート使用不可日は今年からスタートして、まだ8月のお盆にあっただけなので、どの程度影響があるのか読み切れないでいます。
ですが、3連休は入園制限がかからなかったとしても、混雑することは間違いないと思うので、しっかりと対策をしていきましょう。
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