東京ディズニーランド 東京ディズニーシー
『日付指定券限定入園日』はどうなった?
2016年の10~12月にディズニーランドとディズニーシーでは『日付指定券限定入園日』というものがありましたが、2017年度(2017年4月~2018年3月)は対象日がありませんでした。
新年度に入ったので、その行方がどうなったのか、調べてみました。
そもそも『日付指定券限定入園日』とは何か?
この『日付指定券限定入園日』とは、その名前のとおり、日付指定券でなければ入園できないという制度です。
で、その日付指定券とは何だ?となるわけですが、公式ルートの(公式サイト、ディズニーストア、現地のチケットセンターで購入する)パークチケットは大きく分けて日付指定券とオープン券があります。
日付指定券は〇月〇日のみ使用できる、という使用日が設定されているチケットです。1枚につき200円の手数料を支払って日付変更もできます。
これに対してオープン券は、1年間の有効期限のうち、いつでも好きな日に入園できるパークチケット。
例えば、4月15日にディズニーランドに行きたいと思って、事前に4月15日のディズニーランドを買った場合、それはディズニーランドの日付指定券ということになります。
そして、誤解しやすいのが当日券も日付指定券だということ。4月15日、当日にパークのチケットブースでディズニーランドのチケットを買った場合、それは4月15日のディズニーランドの日付指定券になります。
ということで、『日付指定券限定入園日』というのは、実際に影響を受けるのはほとんどがオープン券の場合ということになります。
もし、対象日にオープン券を持ってパークに行った場合は、チケットブースで1枚200円の手数料を払って、日付指定券に券種変更すれば入園できます。
以上が、『日付指定券限定入園日』という制度で、これが2016年の10月に導入され、その年の10~12月の休日は全て対象となっていました。
公式サイトから消えた『日付指定券限定入園日』
この『日付指定券限定入園日』が今どうなったかというと、公式サイトでいくら検索しても一切情報が出てこないという状況になっています。
よくある質問を調べてもダメ。
サイト内検索をしても、かろうじて出てきた2件は2016年10~12月の公式ブログの記事だけ。
ほかにもオープン券とか日付指定券とか、いろいろなページを見ましたが、私の調べた限りではどこにも掲載されていませんでした。
もっと探せばどこかにあるのかもしれませんが、そこまで探さないと見つからないページなんて、もはや無いのと同じでしょう。
一応制度は存在していて、対象日があれば1年前に告知される!
上記のように、現在の公式サイトでは情報が一切出てきませんでしたが、少し前までは実は情報がありました。
TDR公式サイトは2月26日にリニューアルし、その際によくある質問がものすごく充実したものになったのですが、そのときはまだ日付指定券限定入園日で検索すると答えが出てきていたのです。
スクリーンショットは撮っていませんでしたが、そのときの内容は「日付指定券の対象日は、1年前までに告知される。現在は対象日がありません。」という旨のものでした。
しかし、先ほども言ったように、現在はこの説明すらもありません。ということは制度は廃止されたのかと思い、インフォメーションセンターに確認してみたところ「公式サイト上には情報はないが、対象日がある場合には1年前までに告知され、公式サイト上でも表記する」とのことでした。
完全に失敗だった『日付指定券限定入園日』。もはや廃止同然か
ということで、一応制度としては存在してはいるものの、公式サイト上から一切情報がないことからわかるように、もはや廃止されたも同然の制度になっています。
これはやはり1年限りで実施された2016年10~12月の対象日で、思っていた以上に入園者数に影響があったからだと思います。
対象となったハロウィン、クリスマスは1年の中でもかなり混雑する時期で、頻繁に入園制限がかかってもおかしくないくらいの混雑になりますが、この年は対象日となった休日だけ異様に空いていて拍子抜けしました。
どうやら詳しくない人にとって『日付指定券限定入園日』は、“前売券を買ってないとパークに入れない”というように誤解されていたようです。
その影響もあって、前売券は完売しているのにパークはそれほど混まないという状況が生まれました。
ネーミングもまずかったのかもしれませんが、このような誤解もあって2017年度は対象日なし、そして現在も少なくともこの記事を書いている4月4日の1年後、2019年4月3日までは対象日が無いということになります。
毎回、入園者数が一気に増加する周年イベントがある2018年度ですら対象日がないということは、実質的に廃止と考えて良さそうです。
この制度は2013~2015年度(過去1~3位の入場者数)の凄まじく混雑した年の影響を受けて設定されたものですが、失敗に終わったということになりそうです。
もし日付指定券限定入園日が無ければ、2016年度はディズニーシーの15周年イベントがありましたし、入園者数ももっと伸びていたのかもしれません。
2月に急遽発表された、年間パスポートの使用不可日導入は、この制度の代わりと言えるのかもしれませんね。
以上が、『日付指定券限定入園日』の現状です。少なくともこの記事執筆時(2018年4月4日)から1年先までは対象日はありませんので、オープン券で入園する方はご安心を!
当サイト運営者
クロロ執筆・監修
TDRガイド本 発売中!
- ファンタジースプリングス徹底攻略!
- 空いてる日はいつ?2024-25年混雑予想カレンダー
- 全アトラクションの待ち時間を完全予測!
- 公式サイトは教えてくれない今のパーク攻略法
実際に体験し、パークを楽しんでいるからこそわかるパークの攻略法を、図解・イラストを用いてわかりやすく解説しています。