東京ディズニーランド 2020年までの開発計画を発表
昨年の4月に発表された2024年までの開発計画のうち、2020年までの開発計画がついに発表されました!
この記事ではそのうち東京ディズニーランドの開発計画について解説していきます。
- 美女と野獣エリア詳細
- 屋内シアター
- トゥモローにベイマックスのアトラク
- トゥーンにミニーのグリ施設
- アリスのエリアは開発中止が決定
新ファンタジーランド「美女と野獣」エリア
まずは拡張されるファンタジーランドについて。ディズニー映画「美女と野獣」の世界を体感できる新エリアがオープンします。
野獣の住む城、ベルたちの住む村があり、新ファンタジーランドの全景イメージや街並みを見ても、映画そのままの世界だなと感じますね!
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東京ディズニーランドⓇ/東京ディズニーシーⓇ今後の開発計画について|オリエンタルランドグループ・ニュースリリース
ベルたちの住む村にはショップとレストランが1施設ずつ
ベルたちの住み村には、ショップとレストランが1施設ずつオープンします。
イメージ画像から判断すると、レストランはガストンの酒場を再現したものになりそうですね!
ディズニーランドではお酒を販売していませんが、どんなメニューになるのかもちょっと気になるところです。
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東京ディズニーランドⓇ/東京ディズニーシーⓇ今後の開発計画について|オリエンタルランドグループ・ニュースリリース
野獣の住む城には日本オリジナルのアトラクション!
やはり注目なのは、メインとなる野獣の住む城ですね!ここには大型アトラクションが入ります。
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東京ディズニーランドⓇ/東京ディズニーシーⓇ今後の開発計画について|オリエンタルランドグループ・ニュースリリース
映画の名曲にあわせて動くライドに乗るタイプのアトラクションで、ルミエールやチップたちとの晩餐会など数々の名シーンを体験しながら、野獣の心の扉を開こうとするベルのロマンチックな冒険の旅が楽しめるという内容です。
「ピノキオの冒険旅行」や「白雪姫と七人のこびと」、「プーさんのハニーハント」のようにストーリーを体験できるタイプのアトラクションの最新版というイメージでしょうか?
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東京ディズニーランドⓇ/東京ディズニーシーⓇ今後の開発計画について|オリエンタルランドグループ・ニュースリリース
体験時間は約8分、導入時期は2020年春(予定)となっています。
お城がひとつ出来るので、投資額は約320億円(予定)です。ディズニーシーの「タワー・オブ・テラー」が210億円だったことを考えると、かなりの大型施設ができるということが想像できると思います。
「ベイマックス」の新アトラクション
続いて、トゥモローランドに「ベイマックス」をテーマにしたアトラクションがオープンします。
ベイマックスが見守るなか、軽快な音楽に合わせて予測不能な動きをしながら回転するライドに乗って、ゲストそれぞれの“ケア・ロボット”と一緒にハラハラ・ドキドキの体験を楽しむことができる、ライドライプのアトラクションです。
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東京ディズニーランドⓇ/東京ディズニーシーⓇ今後の開発計画について|オリエンタルランドグループ・ニュースリリース
こちらは「アリスのティーパーティー」のような、いわゆるコーヒーカップ型のアトラクションの最新版というイメージですね。体験時間も約1分30秒と短めになっています。
導入時期2020年春(予定)で、投資額は約60億円(予定)となっています。
初のポップコーン専門ショップ!
ちょっと注目したいのが、このアトラクションの隣に出来るポップコーンの専門ショップです。
両パーク通じて初めてとなる専門ショップということなんですが、宇宙をテーマとしたショップで複数のフレーバーのポップコーンを販売するようです。
最近は土日は常にポップコーンワゴンが長蛇の列になっていて、ポップコーン買うだけでも数十分なんていうのが当たり前になっているので、その解決策となるのか気になるところですね!
ミニーの新グリーティング施設
トゥーンタウンにも新しい施設が導入されることになりました!
こちらはグリーティング施設で、「ミッキーの家とミート・ミッキー」のミニー版ですね!
ファッションデザイナーとして活躍するミニーのスタジオで、ミニーのデザインスタジオや作業部屋を見学したり道具に触れたりしながらフォトスタジオへと向かい、おしゃれなファッションに身を包んだミニーと一緒に写真を撮ることができるという施設です。
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東京ディズニーランドⓇ/東京ディズニーシーⓇ今後の開発計画について|オリエンタルランドグループ・ニュースリリース
こちらも導入時期は2020年春(予定)で、投資額は約20億円(予定)です。
TDL初の屋内シアター
最後にショー関係では、新ファンタジーランドにディズニーランド初の本格的な屋内シアターがオープンします。
絵本から飛び出してきたようなシアターで、ディズニーキャラクターたちによる東京ディズニーランドオリジナルのエンターテイメントプログラムが繰り広げられます。
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東京ディズニーランドⓇ/東京ディズニーシーⓇ今後の開発計画について|オリエンタルランドグループ・ニュースリリース
TDSのブロードウェイ・ミュージックシアターと同規模
こちらは定員約1,500名となっていて、ディズニーシーで「ビッグバンドビート」を公演しているブロードウェイ・ミュージックシアターと同じ規模です。
「ワンマンズ・ドリームⅡ…」を公演しているショーベースが約1000人ですし、天候に左右されずショーを楽しめる施設ができるのは嬉しいですね~!
導入時期は2020年春(予定)で、投資額は約170億円(予定)です。
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東京ディズニーランドⓇ/東京ディズニーシーⓇ今後の開発計画について|オリエンタルランドグループ・ニュースリリース
「グランドサーキット・レースウェイ」「スタージェット」がクローズへ
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東京ディズニーランドⓇ/東京ディズニーシーⓇ今後の開発計画について|オリエンタルランドグループ・ニュースリリース
今回発表された、4つの施設+エリアの開発場所はこのようになっています。
これまで「グランドサーキット・レースウェイ」と「スタージェット」があったトゥモローランドの一部に、全ての施設ができます。
これに伴い、「グランドサーキット・レースウェイ」は2017年1月、「スタージェット」は2017年秋~冬にクローズとなります。
今回のリリースには記載されていませんが、おそらく「スタージェット」の下にあるレストラン「スペースプレース・フードポート」もクローズすることになると思います。
私もそうですが、この2つのアトラクションは小さな子供でも乗れるアトラクションなので、思い出もたくさんあるでしょうし、惜しむ声はあると思います。
でも、そう言っていたらパーク内のどのアトラクションもクローズできないですし、広さや真新しさという点から考えても仕方ないかなというかんじがしますね。
2021年以降も、7つのテーマランドを順次刷新!
「ふしぎの国のアリス」エリアは開発中止
昨年発表された開発構想では、新ファンタジーランドに「美女と野獣」エリアが出来るほか、現在のファンタジーランドを刷新して「ふしぎの国のアリス」をテーマにしたエリアを開発するという発表がありました。
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東京ディズニーランド®、東京ディズニーシー®今後の開発構想 大規模開発エリアのテーマ方針を一部決定|オリエンタルランドグループ・ニュースリリース
その昨年発表された開発構想は『2023年度までのもの』でしたが、今回はその計画を前倒しして『2020年度までのもの』として発表されています。
もともとこの開発計画の発表は昨年中を予定していたのが、この4月末までずれ込みました。
リリースの中では2014年度から入園者数が想定より早いペースで増えたために開発計画の一部を見直す必要が出てきたと説明されています。
年に数回パークに行く方ならよくわかると思いますが、ここ1~2年のパークはとにかく混んでる印象が強いですね。
2013年のTDR30周年をピークに収まるかと思いきや、2014年にスタートした「ワンス・アポン・ア・タイム」、2015年の「アナとエルサのフローズンファンタジー」と、ディズニーランドは本当に混んでいると思います。
こんな混んでる中でファンタジーランドとトゥモローランドの一部を再開発なんてしたら楽しめるエリアも限定されるからもう大変なことになる、と思っていましたが、それもあっての計画見直しということなのかもしれません。
東京オリンピックに合わせて来たなという印象も強いですね(笑)
このような状況の変化もあって、開発計画の変更が行われ、予定も前倒ししての開発となったようですが、それとともに当初計画されていた「ふしぎの国のアリス」エリアの開発が中止となりました。
Q2) 今回の開発計画の見直しにおいて、「ふしぎの国のアリス」エリアを見送ったが 2021 年度以降導入の可能性はあるか、「美女と野獣」エリアを採用した理由は、また、「アナと雪の女王」エリアを先に延ばした理由を教えてほしい。
A2) 2021 年度以降の開発方針において、現在の 3,000 万人の入園者数レベルから 1 割程度増やすこと、そして工事期間中のゲスト体験価値への影響度をより重視する必要から、ファンタジーランド 1エリアの開発から、長期的な視点をもって7つのテーマランドすべてを対象とする方針へと変更したなかで、「ふしぎの国のアリス」をテーマとしたエリア開発は行わないこととした。「美女と野獣エリア」は、ゲストに楽しんでいただける魅力的なコンテンツであることはもちろんのこと、工期や工事期間中のゲスト体験価値の影響などを総合的に判断して、「グランドサーキット・レースウェイ」跡にスピード感をもって作る計画を重視した。「アナと雪の女王」の新テーマポートに関しては、引き続き研究開発を行っていくが、ロストリバーデルタ南側の拡張用地ではなく、他の複数拡張用地を候補に検討することがパーク全体価値の最大化にふさわしいと判断した。
リリースの中では一切触れられていませんでしたが、決済説明会での質疑応答で、オリエンタルランド側が「ふしぎの国のアリス」のエリア開発は中止と回答しています。
リリースでは2021年以降には7つのテーマランドすべてを開発対象にエリア規模での刷新を順次おこなうなどインパクトのある開発を進めていくというと記載していて、このあたりも開発計画が変更された部分ですね。
こちらは2014年に発表された開発構想のイメージ図でしたが、たしかに今回の発表でも変わってきている部分があります。
「ベイマックス」自体も映画の公開が2014年末でしたし、この開発構想のイメージ図にも無いんじゃないかなと思います。
今後10年の開発構想として当初発表されたものからだいぶ変わってきていて、なるべく工事の影響を受けない形での開発になってきています。
今後は各エリアごとで大きな開発が行われていきそうなので、2021年以降の計画もまた楽しみにしていきたいところですね!
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