東京ディズニーシー《ディズニー・イースター2019》レポート
4月4日からスタートした両パークのイースターイベント。まだ春休みということで、3日に行われたプレスプレビュー、イベント初日、そしてこの週末と、イースターイベントを見てきた方も多いのではないでしょうか?
私も何回かショーを見てきて、運よく抽選にも当たったので、今年のディズニーシーのイースターイベントをレポートしていきます!写真57枚と、かなり多めになっています!
主役はうさピヨ!《Tip-Topイースター》
ディズニーシーの『ディズニー・イースター2019』では、新しいハーバーショー《Tip-Topイースター》が公演されます。初めて見るショーで、期待が高まります…!
このショーは、イースターを盛り上げるためのイースター・ファンフェアを開催するストーリーになっています。季節を告げる鐘がハーバー中に鳴り響くと、いよいよイースター・ファンフェアがスタート!
ここで言う“鐘”は、ミラコスタのウェディングで使われるやつですね!土日はけっこう頻繁に鳴るので、耳にしたことがある人も多いと思いますが、今回はその鐘がショー中の演出にも使われています。
今回は最初から最後まで終始コミカルなショーになっています。イースター・ファンフェアの司会進行をする人がいるのですが、終始こんなかんじのテンションのショーですと言えばわかりやすいでしょうか?(笑)
ミッキーたちは全員船に乗って登場します。
船にはそれぞれテーマがあります。カルーセル、フライヤー、スウィングといった、昔ながらの遊園地の乗り物がテーマになっていて、これがイースター・ファンフェアの盛り上がり度を測定する装置にもなっています。
イースターバルーン | ミッキー、ミニー |
---|---|
イースタースウィング | ドナルド、デイジー、グーフィー |
イースターカルーセル | チップ、デール、プルート |
イースターフライヤー | ダッフィー、シェリーメイ、ジェラトーニ、ステラ・ルー |
そして、このショーの主役は、新たに登場するキャラクターの“うさピヨ”たちです!船に載せられた大きな卵から……
うさピヨたちが誕生!!
生まれたてで、まだ何も知らないピュアなうさピヨたちと一緒に、イースター・ファンフェアで遊ぶことに!
このイースター・ファンフェアでは、“タレント”と呼ばれる参加者たちがいて、マジシャンやアクロバティックなダンスをするハチなど、様々なタレントがパフォーマンスをします。
“ハッピーイースター!”と叫んでイースターの盛り上げ度を競うコンテスト、さらにダンスバトルやタレントの特技の披露など、様々な競技でイースター・ファンフェアの優勝者を決めます。
すでに《Tip-Topイースター》の鑑賞ガイドを公開しましたが、今回は各エリアでキャラがほぼ固定されています。
私が最初に見たザンビ前ではチップとデールが来てくれて、最初から最後までずっといてくれました!
その後、抽選で当たったリドアイルでは、ダッフィー、シェリーメイ、ジェラトーニ、ステラ・ルーが来てくれました!
リドアイルのほうは、当たったのが組番号50あるうちの47だったので、最後列からの鑑賞になってしまいました。写真の写りがあまりよくないのはご了承ください(笑)
ショーの終盤には10連カイトも飛びます!春の空にはよく似合います♪
フロートからは大きなうさピヨも登場!
イースター・ファンフェアの行方はというと、もちろんうさピヨが優勝!コンテストやバトルをするライバルのはずが、生まれたてでなかなかうまくいかないうさピヨがかわいすぎて、ついついみんなで応援してしまい、結果的に誰もが納得の優勝に。
リドアイルでは最後、船に乗り込むためにドナルド、デイジー、グーフィーがやってきてくれました!
リドアイルは、ダッフィー&フレンズ+うさピヨのもふもふ具合がなかなかの破壊力でしたが、こちらも負けていません!魅惑のお尻(笑)
うさピヨの、うさピヨによる、うさピヨのためのショー
ここからは個人的な感想。ショーの好みは人それぞれで、もちろんこのショーが好きな人もたくさんいると思いますが、ここからはあくまで私個人の感想です。私は率直に言うと、このショーにはあまり面白さを感じませんでした…。
今回のディズニーシーのイースターは賛否あって、“子供向け”だとか、“シーのランド化”などと言われていますが、それが理由ではないです。“子供向け”なのはたしかにそうなんですが、もっと子供向けだった『ピクサー・プレイタイム』のショーはすごく好きだったので、子供向けなのが面白くない理由とは思っていません。“シーのランド化”は、私も昔の大人向けのシーが好きですが、今の大人も子供も楽しめるシーの姿こそが成功だと思っているくらいです。
では、なぜ面白さを感じなかったのかと言えば、ゲストが完全においてけぼりにされているからなのでは?と思います。
うさピヨはデカくて存在感こそありますが、なかなか愛らしさ、かわいらしさがあって、私はけっこう好きです(笑)でも、ショー内容は最初から最後までずっと同じテンションで盛り上がりどころがなく、ストーリー性もなく、なんかよくわからないまま内輪だけで騒いでショーが終わったという印象になってしまいました。
まわりのゲストからも“なんかよくわからないショーだったね”という声が聞こえてきましたが、私も同じ感想でした。とりあえずうさピヨがかわいくて、なんかよくわからないまま終わった!っていうかんじです。
イースター・ファンフェアの司会進行がほとんどしゃべっているので、ミッキーたちがしゃべることもほぼなく、ただいるだけになっているのも残念な点だと思います。
ディズニーランドもうさたまがテーマですが、あちらはミッキーたちがうさたまチェイサーズになって捕まえるというストーリーで、主役はあくまでミッキーたちなのに対して、《Tip-Topイースター》はうさピヨが主役、ミッキーたちは脇役というのがはっきりしていると思います。
もう少しショー内容に起伏があったら、そしてミッキーたちとうさピヨとの触れあい・成長を見せてくれたら、このショーは全然違ったものになったんじゃないかなと思います。
今回のショーは、ショーを楽しむというよりは、ただただうさピヨがかわいくて、そのうさピヨを見たい人のためのショーなのかなと。今回はキャラが特定の場所にずっと滞在するので、キャラも長い時間見ることができますが、ショー内容としては面白味を感じませんでした。
ちなみにうさピヨの開発者インタビューもメディアに掲載されていますが、両パークでバラバラだったイースターのテーマを統一し、『ディズニー・イースター』をイメージしやすい形にして集客を図る意図のようです。これまでの“おしゃれでかっこいい”イースターから、“ヘンテコ楽しい”うさピヨのイースターに大きく変わったのは、こういった背景があったようです。
「今回、イースターテーマを一新しているのですが、元々“へんてこ楽しい”は東京ディズニーランドのイースターとしてありました。それを東京ディズニーシーにも広げて、東京ディズニーリゾートとして“へんてこ楽しい”という世界観を作ろうと決めました」
「東京ディズニーシーでの“へんてこ楽しい”ってうのは『どんな形なんだろうね』というテーマから可愛らしくナチュラルな世界観の中で、象徴としてうさピヨを開発し、登場させようということになりました」
うさピヨが溢れるパークデコレーション
ここからはパーク内のイースターデコレーションです!ミラコスタ通りには、うさピヨ誕生のストーリーが紹介されています。ミッキーたちがイースターの準備をしていると…
ミニーとデイジーが、ヒヨコが描かれたイースターエッグを見つけます。
そこにウサギの耳を描き加えたら…
うさピヨが生まれました!というストーリー。
それぞれ上に妙な空白があるので、説明文が追加されるのかと思いきや、そんなことはなかったですね(笑)ファンは公式サイトや事前情報でこうしたストーリーを知っているので、理解できると思いますが、そうじゃない人が絵だけ見ても絶対わからないので、ちょっと不親切だなと思います。
ミラコスタ通りは上にもデコレーションがあります。
メディテレーニアンハーバーに出ると、うさピヨのデコレーションが!
こちらはフォトロケーション。うさピヨがたくさん!
そして、ウォーターフロントパークでは、うさピヨ・イースターパークが登場。
約70匹のうさピヨがいるらしいです(笑)デパートの屋上遊園地と言われていますが、そういう古い遊園地感があります。
ドナルド、グーフィーの横に座って写真が撮れるスポットもあるんですが、ここのうさピヨは古い木製のエイジングが施されていて、なんだか異様というか、シュールな雰囲気になっています…。
ミッキーたちのフォトロケーションもあります。
入口にもたくさんのうさピヨ。ここは地面にうさピヨ・イースターパークと描かれているのですが、昼間は常に人が多い場所なので、全然写真撮れませんでした。今後、夜にでもリベンジしなきゃ…!
以上が、ディズニーシーのイースターでした!まさに“うさピヨ”一色のディズニーシー。ショーでも完全にうさピヨが主役になっているので、うさピヨが好きになれない人には、オススメできないです。
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私も早速昨日うさピヨ観てきました。私も同感だなと思います。勝手に始まって、勝手に終わったショーって感じでした。もう少しゲストも参加してのショーなら盛り上がりもあったのではないかと思います。周りの方もただ観てるか写真撮ってるかって感じでした。決めポーズなどの時も拍手さえほぼなかった気がします。3回公演のところ初めて1回しか観に行きませんでした。それでも十分と思ってしまったからです。
別に悪いショーと言いたいわけではなく、もう少しショーの内容とゲスト参加型にしたら良かったと私も本当に思いました。
個人的な意見とおっしゃっていますので、ましてや個人のブログですし、ご意見に対して反論するのも大人げないと思いつつ、インターネット上なので、貴殿のブログを訪れる人もいると思いますので、あえて書かせていただけると。
今回のショーはタイトルに「ファンフェアー」と書かれている通り、カーニバルのイメージを中心に据えたもので、演者のパフォーマンスや、雰囲気を楽しむものだと認識しています。
ディズニーのサイトにあるショーの意図もそういう方針だと言っています。
確かに、ショーにストーリーやゲスト参加を求める方々からしてみれば物足りないものかもしれませんが、今回のショーはディズニーにとって新しい取り組みですので、形式としての実験の要素は高いと思います。
さらに言えば、ここ最近のショーは、あまりに「大人楽しい」要素を要求しすぎではないかと、私は考えます。
大人にも楽しい場所であることはもちろんなのですが、基本に立ち返って、子供が純粋によろこぶものであることも大切です。
クリスタルとか、個性あるファッションはどれもがNo1とか、そういうことはもちろん楽しいでしょうけど、子供たちがそれを直感で感じることはできない。だったら、目の前でたくさんのウサピヨが跳ね回る光景は、直感的に楽しいものですから、今回のファンフェアーの意図にそうもの。私はこういうショーもあって良いと思います。
ご意見ありがとうございます!ショーに対する感想は人それぞれですので、こういったコメントをして頂いても全然かまいません。
私もショーの意図や試みは理解していて、特に子供が楽しめる要素が不足しているディズニーシーに関しては、子供が楽しめる要素は必要だと思います。
しかし、今回のショーに関しては大人だけでなく、ターゲットとしている子供からの評判もあまり良くなく、多くの方から不評の意見が出ているので、やはり改善する必要があるショーだと考えています(1年限りのショーではないと思うので)。
これ以上書いても、反論の反論になってしまうので控えますが、ショーに夢中になる大人が増えすぎないようにとか、あえて面白さを減らしてショーが人気になりすぎるのを防ぐというような、運営側の意図もあるように思えます。