今日は東京ディズニーシーで2019年10月31日まで開催されている『ディズニー・ハロウィーン』のレポートをお届けします!
ディズニーシーのハロウィンイベントは、昨年までの4年間はヴィランズがテーマ・主役になっていました。
今年はテーマを一新し、“ダークで怪しいハロウィーン”に。ショーも新ハーバーショー《フェスティバル・オブ・ミスティーク》を公演。
新イベントとも言える今年のディズニーシーハロウィンが、どんなイベントだったのか、レポートします!
新ハロウィンショー《フェスティバル・オブ・ミスティーク》
まずは、一番注目されている新ショー《フェスティバル・オブ・ミスティーク》。
ショーが公演されるメディテレーニアンハーバーのポルト・パラディーゾという舞台に沿ったストーリーで、ポルト・パラディーゾで古の時代に催されていたハロウィーンの祝祭が復活するという内容。
そこに駆け付けたのが、ミッキーたちです!
ポルト・パラディーゾのハロウィーンの祝祭は、海の生き物をモチーフにした仮装に身を包み、海と陸がひとつに解け合うというもの。
ミッキーたちもダンサーさんも、みんなイタリア風のコスチュームの中に海の生き物がデザインされています!
ショーの曲調も舞台に合わせてイタリアンで陽気なものになっています。
そんなポルト・パラディーゾのハロウィーンを、ノリノリで満喫するドナルドたち。
しかし、ここから徐々に不穏な雰囲気へと変わっていきます。曲調もダークなものになって、歌詞も“海の底から甦れ今、海の魔王よ”というイカニモなものに(笑)
そんな怪しい雰囲気をいち早く察知して、吠え出すプルート!
しかし、プルートに対して“良い子にしなくちゃダメだよ!”と促すミッキー。利口なプルートに対するミッキーのこの扱いは、どこかクラシック短編っぽい雰囲気があって、ちょっといいですね(笑)
ミッキーをはじめ、ポルト・パラディーゾのハロウィーンにノリノリな仲間たちを見て、ミニーも不安を感じます。そこで、ミニー・プルート・デイジー・クラリスが乗る船は一旦沖へ。
ゲストも参加して、不穏な曲調に合わせたダンスがどんどん激しくなっていきます。
ミッキーたちも、ゲストも参加して、たっぷりと溜まった魔力がハーバーに!
あちこちから炎が噴き出し、ミッキーが囚われてしまいます!
今年のTDSハロウィンのCMでもあった、囚われのミッキーは、このことを表していたんですね(笑)
そして、この祝祭を仕切っていた女性が、船乗りを惑わすセイレーンの末裔の魔女だと、正体を明かします!彼女の姿を仮装をしているわけではなく、本来の姿だったのでした。
ポルト・パラディーゾのハロウィーンの真の目的も、かつて海を支配していた魔王を復活させるためのものだったことも明かされます。あの不穏な曲調のダンスも魔王を復活させるためのダンスだったのでした。
そんな魔女たちの策略にまんまとハマって、盛り上げまくってしまったミッキーたち。
そこに駆け付けたのが、一旦沖に退避していたミニーたち!お利口なプルートの忠告が報われてよかった(笑)
ミニーと一緒の船に乗りながら、すっかりハロウィーンの祝祭だと思って盛り上がっていたデイジーとクラリスも正気を取り戻します。
海の魔王の復活なんて許せない!と、ミニーはこの港にふさわしいハッピーなハロウィーンに合わせた楽しいダンスで盛り上げます!
負けじと魔女たちも、魔王復活のダンスで対抗!ミッキーたちも抵抗しようとするけど、体に染み付いたダンスはそう簡単には逆らえず、フラフラになりながらついつい踊ってしまいます(笑)
しかし、最後はミニーの楽しくハッピーなダンスが打ち勝ち、魔女たちは声も出なくなりました。
無事に魔女を退けて平和が戻ってポルト・パラディーゾで、ミニーから物語が語られます。
かつてこの港を治めていたダニエラ姫が、パラダイスを探して冒険に出かけたとき、嵐の中で本当に大切なものに気付き、美しい島にたどり着きました。
それがこの港だったのです。つまり故郷に還ったダニエラ姫は、ここがパラダイスだと気付き、この港に付けた名前が“ポルト・パラディーゾ”だったと。
そして、本当のポルト・パラディーゾのハロウィーンが始まり、ショーはフィナーレを迎えます。
魔女たちは最後に、ミッキーが囚われた船に乗ってポルト・パラディーゾを後にします。彼女たちはまだあきらめていないようでしたが、来年のハロウィーンも懲りずにまたやってくるのでしょうか?
というのが、《フェスティバル・オブ・ミスティーク》のストーリー・内容でした。
このハーバーショーの舞台、ディズニーシーの世界観というところを元にした、しっかりとしたストーリー性のあるショーが久しぶりにやってきたなという印象です!
ショーではポルト・パラディーゾの物語が語られましたが、このストーリーは東京ディズニーシーの開園当初から公演されていたお昼のレギュラーハーバーショー《ポルト・パラディーゾ・ウォーターカーニバル》(2006年終了)の内容なんですよね。《レジェンド・オブ・ミシカ》の前のショーです。
こんな昔のショーの内容が関わってくるとは思っていなかったので、びっくりしたと同時に、当時のショーを知っているファンは、ミニーの言葉にかなり感動を覚えたのではないでしょうか?
ストーリー性のある、ポルト・パラディーゾという舞台を生かしたディズニーシーらしい素晴らしいショーだったと思います。
ただ、ショーとして見応えがあったかというと、う~ん…となってしまいました。
なんというか、ストーリーに心を震わせられたけど、ショー自体には心が動かされなかった気がします。本当に舞台とストーリーがマッチしたショーだっただけに、何か物足りないかんじが惜しいんですよ!
魔女から港を取り戻して平和が戻った後の、盛り上がり、音楽の素晴らしさはすごくよかったんですが、中盤までは退屈なショーだなと思って見てしまったんですよね。
展開やシーンがしばらく一定のテンションで続いて、ダンスシーンもあまり無い、キャラの動きも少ないので豪華さもあまりない。今回はミッキーが上陸する時間がほんの数分で、ほとんど海上にいます。
最近の場所取りの過熱も相まって、その対策として人を散らしたい意図があるのではないかと想像しているのですが、そのおかげでどの場所でもそれなりに楽しめる代わりに、一か所で見る満足度が下がった気がします。
あとは、“ダークで妖しいハロウィーン”というテーマですが、あんまりそういう印象は持ちませんでした。最終的には、陽気でハッピーなポルト・パラディーゾの祝祭ですし、そんなにダークな要素は無かったように思います。このあたりの期待感のズレも感じました。
《ポルト・パラディーゾ・ウォーターカーニバル》のことや、この舞台のバックグラウンドストーリーを知らない人は、どんなふうに感じたのか気になるショーです!
TDS『ディズニー・ハロウィーン2019』のパークデコレーション
ハロウィンイベントのデコレーションのメインは、ウォーターフロントパークですね!こちらは夜のライトアップがすごく綺麗だったので、夜の様子をご覧ください。
こちらはまさに“ダークで妖しいハロウィーン”な雰囲気に溢れています!
ウォーターフロントパークの入口の地面には、こんなデコレーションも。
入口左右には、デイジーとミニー&クラリスもいます。
このウォーターフロントパークに続く道にも、ハロウィーンのパークデコレーションがありました。
これが今年のディズニーシーのハロウィンイベントでした。
ディズニーランドが新エリア工事の影響で空いていることに加えて、ディズニーシーは新アトラクションで混雑していることもあるのか、昨年までのヴィランズが主役のハロウィンと比べると、全体的にそこまで力が入っていないように感じました。
あとは、ディズニーランドがやや大人向けなのに対して、ディズニーシーは昨年までより子供向けになったのも、私がそんなに好きではないと感じる要因だったのかなと思います。
以上、クロロ(@DisneyColorsJp)でした!明日はディズニーシーが中心のパークレポートを更新するので、お楽しみに!
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こんちはーミニーのダンスのラストポーズが
手話のダブルアイラブユーだったのが、
個人的にツボでしたね。
あのアイラブユーは、ポルトパラディーゾウォーターカーニバルでもやっていたような記憶があったのですが、違いましたっけ?
ちょっと昔すぎて記憶が曖昧です。それをふまえてのポーズだったら、より感動しますよね。