アトラク乗り放題パスで、TDSファンタジースプリングスに行ってきました！

　わかりました。それでも読みたいということですね？

　こんにちは！こんばんは！『Disney Colors』のクロロです。

　この記事では、写真70枚を使って6月6日にオープンした新テーマポート、ファンタジースプリングスを実際に体験した感想をざっと振り返ります！

　本当は「映画に出てきた〇〇もあったよ！」みたいな細かいポイントも紹介していきたいんですが、そうすると写真200枚超えとかになりそうなので、70枚に抑えさせてくださいｗ
※ページ表示を軽くするために、写真の画質をかなり落としてます。

精霊が物語を刻んだ泉、ファンタジースプリングス

　新テーマポート、ファンタジースプリングスは東京ディズニーシーの最奥地に位置します。

　ロストリバーデルタのアトラク≪レイジングスピリッツ≫と、アラビアンコースのアトラク≪ジャスミンのフライングカーペット≫の間が入口ですね！

　最奥地にあるので、エントランスからここまでは約1km、歩いたら15分くらいかかります。混んでて人が多いと20分かかるとみたほうがいいかも。

　ご覧のように、ファンタジースプリングスはかなり広大なエリアで、ホテルを含めるとこれまでの東京ディズニーシーの約1/4～1/3くらいの大きさ！

　そんなファンタジースプリングスのストーリーがこちら。

昔々、はるか遠いところに、精霊が住む魔法の泉がありました。
精霊は、水の流れに乗って旅をした先で出会った数々の物語をその泉に刻み込みました。
いまでも、泉から流れ出る小川をたどっていけば、さまざまな物語の世界を訪れることができるでしょう。

【公式】 東京ディズニーシー｜ファンタジースプリングス

　“精霊が物語を刻み込んだ泉”ということで、3つのディズニー映画をテーマにしたエリア＋ホテルがあります。

　入口となるファンタジースプリングス・エントリーウェイには、泉に刻まれた物語としてアナ雪、ピーターパン、ラプンツェルのロックアートがお目見え。

　ほかにもロックアートがたくさんあるのですが、後から紹介することにして、まずはアナ雪のエリアから！

アレンデール王国の世界に、衝撃体験のアトラク！
フローズンキングダム

　ファンタジースプリングスの入口から右奥に位置する『アナと雪の女王』をテーマにしたエリアがフローズンキングダム。

　映画に登場したアレンデール王国が再現されています。

　エリアのシンボルでもあるアレンデール城、その奥に見える雪山にはエルサが作った氷の宮殿が見えます。

　街の雰囲気も素晴らしいですよね！北欧風のデザインにカラフルな建物。

　スヴェンとクリストフのソリもあって、乗って写真を撮ることもできます！

　『アナと雪の女王』1作目の後の世界で、街中にはオラフやオーケンの広告も…！

これは間違いなくTDRでNo.1の体験ができるアトラクだ！
アトラクション≪アナとエルサのフローズンジャーニー≫

　アナ雪エリアには、アトラクションが1つあります。雪山のふもとに入口を構える≪アナとエルサのフローズンジャーニー≫。

　新しいアトラクションって、乗り場にくると超テンション上がりますよねｗついに乗れるー！って。

　オープン前の情報が“ボートに乗ってアナ雪のストーリーを体験する水流ライド”だったので、正直、海外のパークにあるやつと同じようなやつなんだなって思ってたんですよ。

　私はフロリダ、ウォルト・ディズニー・ワールド（WDW）のエプコットにあるアナ雪のアトラクション≪フローズン・エバー・アフター≫に乗ったことがあって、これがまためちゃくちゃ面白かったんですが、同じやつが東京にくるのか～くらいの感覚でした。

　約半年ほど前に香港ディズニーランドにオープンしたアナ雪のアトラクションも、動画を見たらWDW版をほぼそのままもってきたかんじだったので、余計に東京も同じだと思ってしまったんですよねｗ

　そんなイメージで乗った、このアトラクション。本当にごめんなさい、恐れ入りました、と土下座をしなきゃいけないくらい度肝を抜かれましたｗ

　かつて、これほどまでに通り過ぎるシーンや曲と連動してバリエーション豊かな動きをする水流ライドがあっただろうか！

　水流ライドって、TDLの≪カリブの海賊≫や≪スプラッシュ・マウンテン≫のように、ボートで水路を進みながらシーンを見て、大なり小なりの落下があるっていうイメージじゃないですか？

　それが、この≪アナとエルサのフローズンジャーニー≫は、目の前のシーンや曲に合わせて、完璧にコントロール・連動してボートが進んで行って、今までの水流ライドにはなかった没入感が味わえるんです！

　アトラクションの展開としては、映画『アナと雪の女王』1作目のストーリーを濃密に追っていく、ストーリー体験型のライドです。

　冒頭では『♪雪だるまつくろう』に合わせて、プロジェクションマッピングで幼少期のアナとエルサの物語が描かれていき、アナとエルサがドア超しに会話するシーンへ。

　ボートが方向転換して後ろ向きに進みながら、『♪生まれてはじめて』を歌いながら戴冠式に向けて気持ちがたかぶるアナ、覚悟と緊張をにじませるエルサが登場。

　水流ライドって、どうしても各シーンをボートが通り過ぎていく設計になるところが、アナ雪はこの方向転換があるので目の前で印象的なシーンが長い時間展開されるので、水流ライドなのに没入感を感じられるんですよね。

　ここで小さな落下を使って一気にシーンが転換。アナとハンスが『♪とびら開けて』に合わせて楽し気に踊ります。

　そしてやってきました！アナ雪と言えば『♪レット・イット・ゴー ～ありのままで～』。

　アトラクション内のオーディオアニマトロニクス（音に合わせて動くディズニーパーク独自の人形技術）は、動きの精巧さだけじゃなく表情がものすごく豊かで、TDL≪美女と野獣“魔法のものがたり”≫よりはるかにリアルな人っぽさを感じました。

　“少しも寒くないわ”で扉がバタンと閉まる演出なんて、もう鳥肌モノ！！

　再びプロジェクションマッピングでストーリーを追いながら、氷漬けになったアナが“真実の愛”で元に戻ります。

　TDL≪美女と野獣“魔法のものがたり”≫で、ビーストが人間に戻るシーンがありますが、それと似たかんじで氷が溶けて元に戻るアナはすごいリアルな出来で感動しました。

　最後はエンディングのシーンになるわけなんですが、これは本当にすごい体験ができた、と思えるライドです！

　アナ雪のアトラクは乗り放題パスでけっこうな回数乗ったので、先頭で乗ったときに動画も撮影してみました。

　スマホ撮影なので画質はあまりよくありませんが、右下の歯車から最高画質に設定してご覧ください。

　行ってしまえば映画のストーリーを追っていくだけの展開で、ラプンツェルもこのタイプのアトラクでしたが、アナ雪とラプンツェルという日本で人気も知名度もある作品に関しては、こうやってストーリー追体験型にするほうが日本人に合っているのではないかと思います。

　そのストーリーを追うだけの展開を、ここまでの完成度で見せられたら、私はもう素直に大称賛ってかんじですｗ

　ファンタジースプリングスでまずどのアトラクに乗るべき？と聞かれたら、私は絶対にアナ雪だと答えます！（ピーターパンも同レベルでオススメのアトラクですが、あっちは人を選ぶ＝酔う人もいるので…）

　ちなみにアナ雪はよく濡れるって話題になりますが、TDL≪スプラッシュ・マウンテン≫のようにびしょ濡れ確定なかんじではなく、運要素がありますｗ

　あと、最初から最後までオーディオアニマトロニクスと曲がライドと連動して、少しずれたら終わりみたいな緻密な作りになっているので、そりゃーシステム調整（一時休止）が頻発するよねっていうのが、実際に乗って感じたことです。

　乗り放題パスの人は、アナ雪が動いているうちに最優先でとりあえず1回乗ったほうがいいですよ！

レストラン≪アレンデール・ロイヤルバンケット≫も見どころいっぱい！料理のボリュームもすごいぞ！

　さて、アナ雪エリアには、2つのレストランがあるんですが、そのうちの1つ≪アレンデール・ロイヤルバンケット≫も見ておきましょう。

　国民に向けて開放されたアレンデール城内でお食事ができちゃうレストランです！こんなの、どう考えたってアナ雪エリアの目玉のひとつでしょう…！

　中には4つのダイニングエリア＋外にテラス席があるんですが、そのうちひとつはなんと大広間！この雰囲気の中で食事ができます。

　奥には玉座もあって、ここに座ることもできるんですよ。

　メニューは基本的に「アレンデール・ロイヤルセット」になります。ビーフとシーフードの2種類があって、3,500円。

　私はビーフを食べてみたんですが、パイの包み焼のビーフシチューにやらわか～い牛肉が入っていて、とても美味しかったです！

　アナ雪エリアは人気が高くて、アトラクもレストランも入るのに必要なパスを取るだけでもかなりの激戦になっていますが（最後に混み具合もまとめているので読み進めてね！）、行く価値がある、むしろファンタジースプリングスに行くならアナ雪エリアを制覇したいと言える満足感あるエリアになっています。

圧倒的な没入感が味わえるアトラク＆冒険心が刺激される世界観！ピーターパンのネバーランド

　次は『ピーター・パン』をテーマにした、ピーターパンのネバーランド。入口から左手方向に進むとすぐのエリアです。

　ここはフローズンキングダムと同規模のエリアで、見どころもたくさん！中央の入江には、フック船長のジョリー・ロジャー号とドクロ岩が！

　ドクロ岩は中から景色を覗くことができ、ネバーランドの山々も見ることができます。

　さらに、ジョリー・ロジャー号に乗船することもできます！フック船長の机の上にはフックが。

　船長気分で舵を握ることもできます。

　船内には海賊やフック船長・スミーの会話が聞こえる場所もあるので、あちこち耳を澄ませながら歩いてみると面白いですよ～！

　このピーターパンのネバーランド内には、あちこちにロストキッズの落書きや足跡があったり、ジョリー・ロジャー号にはピーターパンとの闘いの傷跡も残っていたりして、細かな見どころがたくさんありました！

ド迫力3D映像から、空を飛ぶ二段構えエンディングで涙必至！
アトラクション≪ピーターパンのネバーランドアドベンチャー≫

　ピーターパンのエリアには2つのアトラクがありますが、そのうちのひとつが≪ピーターパンのネバーランドアドベンチャー≫です！

　こっちはもう事前情報が“3Dグラスをかけてライドに乗って、ピーターパンとネバーランドを冒険”だったので、海外にはない東京オリジナルの大型アトラクションとして期待値がすごく高かったです！

　というのも、私はジェットコースター系とかフリーフォール系はなんでもいけますが、3D映像系は弱いので、正直これけっこうダメなタイプのアトラクなんですｗ個人的にはこんなかんじの基準かな～と思いました。

　めちゃくちゃ良いアトラクなんです！ほんと感動もするし、ピーターパンと冒険して『♪You Can Fly』で空を飛ぶっていう夢のような体験ができるんです。

　でも、私はどうしてもそこで「あ、これダメなやつかも…酔いそうー！」っていう感情が邪魔をしてくるわけですｗ

　このアトラクションにはプレショーがあって、ロストキッズとピーターパン、ティンカーベルとのやりとりで、フック船長に捕まったジョンを助けに行こうというストーリーが語られます。
※スマホ撮影なので画質はあまりよくありませんが、右下の歯車から最高画質に設定してご覧ください。

　その後、3Dグラスを取って、乗り場から船の形をした大型のライドに乗り込みます。座席が3列あるんですが、私は1列目が一番酔いましたｗ

　スターツアーズやシーライダーのように、固定された座席が揺れて動くシアタータイプのものではなく、ライド自体がレールに沿って進みながら、3D映像に合わせて揺れ動くものです。

　このアトラクは乗車中に撮影しなかったので（撮影自体は可能だけど、酔うかどうかの瀬戸際で闘う私にそんな余裕はないｗ）、パークが各メディアに提供している画像を引用しますが、実際の乗車中の視点がこんなかんじ！

各メディアに、オリエンタルランドが提供しているアトラクション画像

　この小さな映画館みたいな作りによって、ゲストが乗る前後の船が一切視界に入らないので、没入感を増してくれます！

　さて、ロストキッズの隠れ家を出発したゲストの船は川に沿ってジャングルを進みます。ここまではシーライダーに近い「水に浮かぶ船」の動きをします。

　開けた場所に出たところで、ティンカーベルの魔法の粉を振りかけて、ピーターパンとともに川を滑空！

　滝つぼへと落下していく浮遊感とか本当にすごいです（酔う人はもうここで、ダメなやつだってわかるｗ）。

　人魚の入江にいるウェンディ、タイガ・リリーと太鼓の上で踊るマイケルを連れて、いざフック船長との対決へ！

　海賊船でのバトルの迫力もすごいのですが、素晴らしいのが何といってもそのあとの展開！ウェンディたちを送り届けるのにロンドンへ向かって、さらにネバーランドに戻ってくるという展開！

　アトラクションの出発地点がネバーランドなので、帰るのもネバーランド。最後にしっかり空を飛ぶ感覚を味わって終わるっていうのが余韻的にも最高でした。

　少し前に話題になった“右から2番目の星”は、正しい訳ではないのではないか、という答えもよくわかりますｗ

　アナ雪よりもピーターパンのほうが好きという人も多くいるので、酔わない人にはすごく面白いアトラクションだと思いますよ！

ほのぼのとした小規模なアトラクション≪フェアリー・ティンカーベルのビジーバギー≫

　ピーターパンのネバーランドにはもうひとつアトラクションがあって、それが映画ティンカーベルシリーズをテーマにした≪フェアリー・ティンカーベルのビジーバギー≫です。

　新アトラクションで期待値がすごーくあがるかもしれませんが、こちらは他の3つと比べると小規模なアトラクションです。

　このアトラクションだけスタンバイパスのみで、ディズニー・プレミアアクセス（DPA/有料パス）が導入されていないことからも小規模だっていうことがわかります。

　入口もこんなかんじでスタンバイのレーンしかありません。発行数をかなり絞っているようで、ピーターパンやラプンツェルよりも先に発行終了になる日も多いです。

　1デーパスポート：ファンタジースプリングス・マジック（乗り放題パス）の場合、プレビュー期間は申告すれば短い待ち時間で乗れました！

　入口の外でよく聞き取れないティンカーベルの声が聞こえるんですが、入口を超えて妖精の谷「ピクシー・ホロウ」に足を踏み入れると、そのティンカーベルの声が鮮明に聞こえるっていうのがすごく面白い仕掛けだなと思いました！

　このアトラクションでは、ティンカーベルが新しく始めたデリバリーサービスをゲストがお手伝いするというストーリー。

　乗り場までの道には“ものづくりの妖精”ティンカーベルが描いたと思われるビジーバギーの設計図があったり、見どころがたくさん！

　乗り場付近は配送センターになっていて、「ピクシー・ホロウ」のマップが！

　ビジーバギーはシンプルな2列のライドが1台ずつ出発していくタイプで、ものすごく回転効率が悪いですｗ

　ライドに乗ると、まずは映像でティンカーベルが登場し、今日はネズミのチーズがお休みの日だから、デリバリーサービスの配達を手伝ってほしいとお願いされます。

　そこから、ピクシー・ホロウの四季を巡って配達のお手伝い！ライドがくるくると回りながら、不思議な動きで進んでいきます。

　夏の湿地、秋の森と進んできた先には、凍ってるから減速してね！と注意してくれる、ホタルのブレイズもいます。

　冬の森では、まるで氷でスリップするかのような動き！洞穴からは不気味なうなり声がして、目が光っています。ネバービーストかな？

　最後にやってくる春の谷では、休暇中のチーズが登場！

　チーズの周囲には食べ物のチーズがたくさんあるんですが、その中にティンカーベルからの誕生日プレゼントであることがわかるタグが付いています。

　チーズは誕生日で休暇だったことがここでわかるっていうオチですねｗ

　約2分の体験時間なので、本当にあっという間です！シンプルながらも面白いアトラクですし、他と比べると小規模っていう認識で乗れば、期待値を下回ることはないかなと思います。

軽食スナックが食べられるレストラン≪ルックアウト・クックアウト≫＆ローストビーフのポップコーン

　さて、ピーターパンのエリアには１店舗レストランがあります。ロストキッズの隠れ家レストラン≪ルックアウト・クックアウト≫。

　ここのメインメニューはロストキッズスナックボックスで、チキンやフリッター、バナナチップス、えびせんなどが入っています。味が2種類あって、バターカレーチキンかレモンティーチキンになります。

　ドリンクのピクシーダストソーダ（キウイ）が面白くて、上に乗ってる黄色い星がホロホロと崩れて、まるで妖精の粉のようにドリンク全体に広がって色が変わるんです！

　ピーターパンのエリアにはレストラン以外にポップコーンワゴンもあります！味はローストビーフ！

　たぶんローストビーフのグレイヴィーソースを再現しているんだと思いますが、けっこう甘めの味付けで、肉じゃが感がすごいですｗ

　ローストビーフ味のポップコーンはアメフロのリバティ・ランディング・ダイナー前でも売っていて、そっちなら待ち時間5分とかです。

　ピーターパンのバケットも他のワゴンで売ってる、なんならランドでも売ってるくらいなので、特にこだわりがなければ、ファンタジースプリングス内のワゴンには並ばないほうがいいですね。

塔がそびえ立つ静かな渓谷に幻想的なランタンの景色！ラプンツェルの森

　3つめのエリアは『塔の上のラプンツェル』をテーマにした、ラプンツェルの森。ファンタジースプリングスの入口から右手側、アナ雪エリアの手前にあるエリアです。

　ここはラプンツェルが暮らした塔がある渓谷で、他2つのエリアに比べると小規模です。

　このエリアの見どころは、やっぱりラプンツェルの塔です！これはアトラクションの中からの景色ですが、外からも見ることができます。

“今までで最高の日”クライマックスは圧巻の名シーン再現！
アトラクション≪ラプンツェルのランタンフェスティバル≫

　このエリアにあるアトラクションは≪ラプンツェルのランタンフェスティバル≫。

　年に一度のランタンフェスティバルへと向かうボートの旅、ということで誰でも思い浮かべるであろう映画のあのシーンを体験できます！

　ボートに乗って水路を進むアトラクションで、≪アナとエルサのフローズンジャーニー≫とは違って動きはほとんどありません。

　TDLの≪イッツ・ア・スモールワールド≫と同じタイプのこどもからお年寄りまでまったり楽しめるアトラクです。

　ひとつ注意してほしいのが、アトラクションの約1/3（時間にして2分弱くらい）は屋外を進みます。当然屋根もないので、雨の日は濡れます…

　ボートに乗ると見えてくるのが、ラプンツェルの塔！

　アトラク外からも見えますが、塔の窓から顔を出すラプンツェルはアトラクのほうを向いていて、「自由への扉」を歌う声もよく聞こえます。

　ラプンツェルの塔ってけっこう高いんだな～！って見上げていると、対岸からフリン・ライダーの声が聞こえて、振り返ると様子を伺っている姿が！写真は割愛しましたが、マキシマスもいますよ！

　ボートが洞窟の中へと進み、初めて塔の外に出てはしゃぐラプンツェルのシーンへ。

　ピアノの音が聞こえる酒場「スナグリーダックリング」を通って、「魔法の花」を唄いながら傷を癒す場面へ。二人の心の距離が近付いていくシーンで好きな場面です。

　そして、ランタンが浮かび上がるコロナ王国へ…

　そう、目の前にはラプンツェルと言えば誰もが思い浮かべるあのシーンがありました！これはすごい！！

　ボート型のアトラクションにありがちな左右どちらかにシーンが再現されているのではなく、ここは360度ランタンが舞う中をボートが進んでいくので、まさにラプンツェルと同じ視点！

　アトラクション自体はこのシーンで終わりです。「えっ？これで終わり？？」って思う人も多いかもしれません…。

　たぶん位置付け的にアナ雪とピーターパンが、それぞれタイプの違う新エリアの目玉アトラクションで、ラプンツェルは中規模なんですよね。スペースとか予算の問題もあると思いますし、その2つと比べると力の入れ具合に差を感じました。

　だからこそ、この名シーンに120%の力を注いだバランス感っていうんですかね？それがよかったなと感じました。

　アナ雪もすごかったけど、ラプンツェルもまさに“映画の中のあのシーンへ”が、期待をはるかに上回る完成度で体験できました。

豊富なメニューが味わえる荒くれ者たちの酒場レストラン≪スナグリーダックリング≫

　ラプンツェルのエリアにあるもうひとつの施設は、レストラン≪スナグリーダックリング≫です。

　映画にも登場した荒くれ者たちの酒場で、大きな木の成長によって建物が傾いた外観も再現されています！

　店内には“夢を叶えた幸せな物語”を描いた装飾も。

　ステージには、フックハンドが弾いていたピアノもあります！

　ファンタジースプリングス内にある他のレストランと違って、ここは4種類のハンバーガーを中心にしたメニューの豊富さが特徴！

【公式】ダックリングドリームチーズバーガー | おすすめメニュー | 東京ディズニーシー | 東京ディズニーリゾート

　ラプンツェルが身を守ったフライパンの形をしたお皿が印象的なデザートは、スウィーツエバーアフター（レモン＆ストロベリー）。

　ごめんなさい、私は正直バーガーはマックとそんなに変わらない味、スウィーツエバーアフターは菓子パン感がすごくて、あんまりオススメできないなって思いました…ｗ

　ただ、しっとり感あるキャラメル味のダックリングマフィンと、エルダーフラワーとミルクの甘さが際立つラプンツェルのマジカルミルクティーはすごく美味しかったです！

他のディズニーホテルとは違った佇まい！東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテルに泊まってきた！

　さて、ここからはパーク内併設のホテルを紹介します！ファンタジースプリングスの一番奥にあるのが≪東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル≫。

　ミッキーのロックアートがある魔法の泉を中心にした風景は、ディズニーシーらしくてとてもよかったです！ランドではなく、シーだからこそできた雰囲気ってかんじがします。

　他にも白雪姫と魔法の鏡、マレフィセントとオーロラ姫・フィリップ王子、シンデレラなどのロックアートがある泉も。

　このあたりにはグリーティングでプリンセスもよく見かけました！シンデレラやアリエル、ラプンツェル、オーロラ姫に加えて、ハッピーエントリー（宿泊特典の15分前入園）ならアナとエルサにも会えます！

　記事の最初にファンタジースプリングスはエントランスから約15～20分かかると説明しましたが、ホテル宿泊者はこのエリアに直接入園できる専用ゲートが使えます！

　ちなみに位置関係的には、上の写真左側の階段を登るとホテルエントランスへ（登らずに1階に入ってエレベーターでもロビーに行ける）。写真の手前側がディズニーリゾートラインのベイサイド・ステーションまで15秒くらいっていう近さです。

　そういえば、新エリア内のアトラクションのポスターは、この専用ゲート(パーク外)のところにありました！

　このホテルは2つの宿泊棟からなるホテルで、私は今回ファンタジーシャトーのほうに泊まりました！

　実際に泊まってみた感想として、館内を歩くときの開放感とパーク内の景色が眺められる場所がたくさんあることが、他のディズニーホテルとは大きく違う特徴だなと思いました。

　そして、天井の高さや通路の広さが、とても開放的でした！

　泉に佇む豪華な邸宅っていう雰囲気ですかね？私が泊まったのが正式オープン前のプレビュー期間で、たぶん客室が1割も稼働していないくらいだったので、人が少なすぎてより開放的に感じたのもあるかもｗ

　ホテルのエントランスから客室まで実際に歩いた動画も撮ってみたので、これを見ると館内の雰囲気がよくわかるんじゃないかと思います！スマホ撮影なので画質はあまりよくありませんが、右下の歯車から最高画質に設定してご覧ください。

　泊まった部屋は、“ローズコートサイド”の“スーペリア・アルコーヴルーム”になります。アルコーヴベッドがあるお部屋ですね。

　写真の左下に見えるのは、ホテル内の庭園で美女と野獣のロックアートがある泉です。バラの花が一面に割いている中庭に面したところなので“ローズコートサイド”というわけですね。

　館内図的にはこの位置です！9階まであるうちの6階でした。

　エレベーターホールからの景色だとこんなかんじで、アレンデール城は逆に見えませんが、プロメテウス火山やアメリカンウォーターフロントまで見渡せますね！

　ホテルの写真はこの何倍もあるんですが、全部載せていたらきりがないので、また別の記事で紹介することにして、ホテルのレストランへ！

ライブキッチンやディズニー映画をイメージしたダイニングエリアが面白いレストラン≪ファンタジースプリングス・レストラン≫

　今回はせっかく宿泊するので、ホテル内レストランのディナーブッフェと朝食ブッフェにも行ってきました！

　ダイニングエリアが6か所？くらいあるんですが、それぞれ雰囲気が全然違って、ディズニー作品をイメージしているそうです。例えば、ラプンツェルがフリン・ライダーと出会う前をイメージしたお部屋と出会った後をイメージしたお部屋があったり！

　ほかにもデザートを盛り付けている様子が見られるライブキッチンもあったりして面白かったです！

　ここの名物はシュリンププラッターで、プリプリのエビをたくさん食べられますｗ

　もっといろいろ紹介したいポイントはあるんですが、すでにここまででもだいぶ長いし、きりがないので、いったんここまでにします！最後にまとめと、“新エリア行きたいんだけど、どうしたらいい？”という人に向けてアドバイスを。

乗り放題パス、ファンタジースプリングス・マジックは強すぎ！

　今回、ファンタジースプリングスのアトラクションに乗り放題のパークチケットで行ってきましたが、結論から言うと1年1回とか数年に1回という方は、もうこれ一択！っていうくらいオススメです！

　ファンタジースプリングスのアトラクション攻略は別途詳しい記事を出しますが、ひとまずざっと説明していきますね。パークに入園するだけでは、このファンタジースプリングスには入れないというのがまず知ってほしいポイントです。

アトラクションのスタンバイパスかDPAがないと、そもそもエリアに入れない！

　ファンタジースプリングスのアトラクションは、他のアトラクションのように“普通に並んで乗る”ができません。乗るためのパスを取得することが必要です。

　今までもトイマニやソアリンのファストパスを取るには、朝早くから行く必要があったように、当然ファンタジースプリングスのアトラクも朝早くから行かないとパスが取れません！

　直近の土曜もこんなかんじで、アナ雪は8時前には着かないとパス取得すら厳しいです。

【6月22日(土)TDSファンタジースプリングス】

土曜ですが、DPAもスタンバイパスも終了が遅めで、発行数が増えた印象！
アナ雪：8:46終了
ラプンツェル：9:44終了
ピーターパン：10:26終了
ティンカーベル：10:02終了

先週もこのくらいの時間に終了が多かったので、これを目安にしてよさそうですね pic.twitter.com/lzkzhCGGhb

— Disney Colors – クロロ (@DisneyColorsJp) June 22, 2024

　つまり、こういうことが言えるわけです。

　しかも、スタンバイパスはあくまで「アトラクションに並んで乗れる権利」なので、普通に待ち時間が発生します！

　酷いとアナ雪が2時間～3時間待ちになるし、他のアトラクも30～60分待ちが普通という状況なんです。

#ディズニーシー今日の待ち時間
【6/22 晴れ】

今日はパーク自体はそれほど混んでいませんでしたが、ファンタジースプリングス内のアトラクは激混み！
アナ雪が常に150分前後、ティンカーベルも60分超え。

アナ雪は明らかにスタンバイパスの発行終了が遅くなったので、発行数を増やしていそうです。 pic.twitter.com/OeChPjyYtd

— Disney Colors – クロロ (@DisneyColorsJp) June 22, 2024

新ホテル宿泊者かバケパ利用者だけが使えるのが乗り放題パス、ファンタジースプリングス・マジック！

　ということで、お金をかけずに楽しむとなると、早起きに加えてパス取得の労力、さらに待ち時間で時間の消費、そこまでやってもアトラク全制覇は難しい、同じアトラクに乗るのはさらに厳しい、ということになるわけです。

　これを全部すっ飛ばして解決してしまうので、乗り放題パスの「1デーパスポート：ファンタジースプリングス・マジック」！

　このパークチケットはこんな内容になっています。

　やっぱり“何回でも乗れる”と“短い待ち時間で乗れる”が本当に強いです！

　パスを取るのにスマホとにらめっこしなくて済むし、時間の制約もないので、とにかくストレスフリー！

　ただし、このパークチケットは誰でも自由に買えるわけではなく、それなりに金額を出さないといけません。

　①は②に比べると安上がりですが、予約が激戦です。②は基本的に1泊2日でシー1日＋ランド1日と楽しむプランになるので1人10万円近くの予算が必要になります。

　日帰り圏の人でも、そのくらいの頻度で来園する人なら全然泊まりもアリだと思います。乗り放題なら間違いないですし、バケパならシーだけでなくランドも思う存分楽しめますからね！

　金額見て高すぎと思うかもしれませんが、料金に見合う価値があるし、時間や労力を考えるとコスパはかなり良いと思います。

　ということで、かなりざっくりと網羅しましたが、ファンタジースプリングスのレポートでした！

　更新するする詐欺で、だいぶ長い期間ブログ更新できていませんでした。それでも待っている読者の方がいたこと、ガイド本を購入してアンケートを送ってくださる方がいたこと、とても嬉しく励みになりました。

　この3年くらいの間、パークの年間パスポートが無くなったことに加えて、私自身も仕事が忙しくなってしまったり、浦安市内に新築戸建てを購入して生活環境も大きく変わったりと、なかなかブログに費やせる時間がありませんでしたが、また少しずつ動き出していきたいと思っているので、ちょくちょく見ていただけると嬉しいです！コメントもお待ちしていますね～！

当サイト運営者
クロロ執筆・監修
TDRガイド本 発売中！

こんな情報がわかる！

• ファンタジースプリングス徹底攻略！
• 空いてる日はいつ？2024-25年混雑予想カレンダー
• 全アトラクションの待ち時間を完全予測！
• 公式サイトは教えてくれない今のパーク攻略法

実際に体験し、パークを楽しんでいるからこそわかるパークの攻略法を、図解・イラストを用いてわかりやすく解説しています。

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